【FP3級合格者が語る】FP3級受験のメリットとデメリット

こんにちは!miyoRiです。

みなさんは、FP(ファイナンシャル・プランナー)という言葉、そして資格を知っていますか?

FPとは、お金に関する専門知識を元に、顧客の資産設計やライフプランの立案などをサポートする専門職のことです。

詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください!

私は、2023年度にFP3級を受験し、合格しました。

今回は、FP3級を受験、合格することのメリットとデメリットについて説明したいと思います。

FP3級を受験することのメリット

FP3級の試験分野は大きく6つに分かれています。以下の表をご覧ください。

A.ライフプランニングと資金計画
B.リスク管理
C.金融資産運用
D.タックスプランニング
E.不動産
F.不動産・事業継承
【FP3級の6つの試験分野】

言葉だけ羅列してあるのを見ると、何だか難しそうだな〜と感じるかもしれません。

そこで、それぞれの分野から得られるメリットをわかりやすくまとめてみました!

①自分のライフプランを考えることができる

ライフプランとは、“自身の将来の夢・希望を実現するための計画”を指します。

「○歳までに結婚したい!」「子供は○人欲しい」「自分の会社を作ってみたい!」など自分の人生の夢や希望を叶えるために、どのような計画を立てる必要があるか、それをライフプランと言います。

この分野を学ぶことで、自分の生き方や将来の夢を改めて考える機会が生まれます。

また、皆さんが普段支払っている、社会保険(医療保険・介護保険・年金保険など)について、制度や仕組みを学ぶことができます。

②保険の種類や必要性を学ぶことができる

第2章は、“リスク管理”ということで、私たちの身の回りに潜むリスクに備える方法を学びます。

皆さんは、「生命保険」に加入していますか?生命保険は、まさに私たちの生命に関するリスクを保証してくれるものになります。

この分野では、生命保険や、偶然の事故による損害を保証する火災保険・自動車保険・傷害保険などの制度や仕組みを学ぶことができます。

③投資商品の種類や特徴を学ぶことができる

今や世間を賑わしている“NISA”や“iDeCo”。「貯蓄から投資」というキャッチフレーズもよく耳にしますね。

みなさんは“投資”していますか?

“NISA”や“iDeCo”は何となく怖い…と思っている人、投資なんて怪しいものはやりたくないと考えている人、そんな方々にぜひ学んで欲しい分野です。

「投資」は日本や世界の会社を発展させ、私たちの生活を豊かにしてくれる、いわば応援団のようなものです。

この分野を学ぶことで、貯蓄だけではない、お金の正しい使い方を知ることができます。

④日本の税金の仕組みを学ぶことができる

税金」この言葉を聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

“給料から天引きされているもの”、“とにかく高い!”など、どちらかというとネガティブなイメージの方が多いのではないかと思います。

私も社会人になり、初めて給与明細を見た際に、「こんなに給料から税金が引かれるのか!」とびっくりしたことを今でも覚えています。

そんな私たちの生活からは切り離すことのできない税金について、皆さんはどの程度知っているでしょうか?

この分野では所得税や住民税の仕組みについて、そしてその計算方法について学びます。

そして、ここ数年で話題となっている“ふるさと納税”の仕組みについても学ぶことができます。

⑤不動産の資産価値や不動産投資の方法を学ぶことができる

不動産=動かない財産=土地や家のことを指します。

皆さんが今住んでいる家は、賃貸ですか?マイホームですか?

少し前ですが、“夢のマイホーム”という言葉もありましたね。

この分野では、土地やマイホームを購入する際に気をつけること(主に税金)、そして不動産投資をする際に必要な知識について学びます。

正直、この分野は難しいです。マイホームを購入する人が減少していること、不動産投資を行なっている人は限られていることから、なかなか身近に感じにくい分野でもあります。

しかし、不動産の知識は今後人生を送る上で必要不可欠なものです。FP3級では不動産の基本的なことを易しく学ぶことができます。

⑥相続の際に必要な手続きや税金を学ぶことができる

相続」とは、亡くなった人の財産を受け継ぐことです。

これも不動産の分野同様、なかなか身近に感じにくい分野ではあります。

私も相続に直接的に関与したことはありませんが、時折病院で相続について話をしているご家族をお見かけしたことがあります。

人の死は突然であり、相続も突然降りかかってくるものです。

人の財産を受け継ぐにあたり、税金が発生する可能性があることをみなさんはご存知でしょうか?

この分野を学ぶことで、相続が発生した際にどのような手続きを踏めば良いのか、相続の方法などを知ることができます。

相続人間で争いが発生しないように、頭の中に知識があると安心だと思います。

FP3級を受験することのデメリット

さて、次にFP3級を受験することのデメリットについて説明したいと思います。

正直に言いますが、メリットよりデメリットを探すことの方が難しかったです(笑)

そのくらい、私はFP3級を勉強することは今後の人生において非常に重要だと考えています。

前置きが長くなってしまいましたが、デメリット、見ていきましょう!

①休みの日に勉強をしなくてはならない

FP3級の勉強時間の目安はユーキャンによると、80〜150時間と言われています。

数字を見て、「こんなに勉強しなきゃいけないの!?」とギョッとした人や、「意外とこれだけの勉強時間で合格できるんだ!」とホッとした人、どちらもいるのではないでしょうか。

私もFP3級を受験するにあたり、インターネットで「FP3級 勉強時間」などと調べた経緯があります。その際、80〜150時間と書かれているのを見て、最初は驚きました。「結構勉強しないといけないんだ!」そう感じました。

しかし、よく考えてみると、1日2時間やったとしたら最短40日間で合格できるな…。と思い、「あれ?意外といけるかもな」などと根拠のない自信を持ちました。(笑)

(実際に私は、仕事前に30分、夜勤入りや休みの日は2時間勉強し、4ヶ月ほどかけてゆっくりと勉強しました。)

そのため、もし皆さんがFP3級に挑戦したい!と思ったら、仕事・学校終わりや休みの日に勉強をしなくてはなりません。

せっかくの休みの日に勉強しないといけない、というのを苦痛に感じてしまう人もいるでしょう。

これが一番のデメリットかなと思います。

②知識が曖昧

次のデメリットは、“知識が曖昧である”ということです。

当たり前ですが、FP3級に合格したからといって、お金や税金、社会保険や生命保険、投資商品など全ての分野に精通した知識を持てるわけではありません。

FP3級はあくまで“入門”です。FPには2級、1級、AFP、CFPなど更なる上位資格が存在します。

実際、私もFP3級に合格した後で、知らないことや漠然とした知識が多いことを痛感し、FP2級を受験しようと決意しました。

(FP2級については別記事で紹介しますね。)

FP3級は“広く浅く”というイメージですが、FP2級は“広く深く”というイメージです。試験範囲は大きく変わりませんが問われる内容の密度が異なります。

そのため、より深い知識を学びたいという方は、FP3級では物足りないと感じてしまうでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

FP3級に合格する最大のメリットは、「世の中のお金の流れを漠然と知ることができる」、これにつきます。

FP3級を勉強することで、自分のライフプランとお金がどのように絡んでいくのか、税金や社会保険の仕組みがどのようになっているのかを知ることができます。

これらのことは、学校ではなかなか習わないことです。ですが、自分らしい人生を生きる上でとても大切な知識であると私は考えます。

この記事を読んだ皆さんが、少しでもFPに興味を持ってくれたらいいなと思います。

それでは、今回はこの辺で!ありがとうございました☺︎

またね〜!

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