看護師ってどんな仕事なの?【看護師の仕事内容9選!】 

こんにちは!miyoRiです。

みなさんは、“看護師”という仕事に対して、どのようなイメージを持ちますか?“白衣の天使?”“楽しそう!?”それとも、“大変…?

色々なイメージがあると思います。

実際、看護師ってどんな仕事をしているのか気になる方もいるのはないでしょうか!この記事では、看護師の仕事内容についてまとめていきたいと思います。

看護師の定義

日本看護協会では、看護師の仕事内容を以下の通りに定義しています。

看護師の仕事は、傷病者やじょく婦(産後間もない女性)の療養上の世話をしたり、診療の補助を行うこと。

https://www.nurse.or.jp/aim/nursing/

この定義を読み、皆さんはどう思いますか?看護学生の方、看護師の方は看護学校での授業が思い出されてくるのではないでしょうか(笑)

簡潔かつ要点を上手く掴み、文章がまとめられているのではないかと思います。

でも、ちょっと、抽象的すぎる…!

看護師の仕事内容について、私なりの言葉でまとめてみました。良かったらご覧ください☺︎

看護師の仕事内容

【1】患者さんの全身状態の観察

看護師の仕事の中で、最も重要で、最も基礎の部分だと思います。いわゆる、バイタルサインの測定です。

バイタルサインとは、患者さんの「体温・血圧・脈拍・呼吸」状態の4つを指します。看護師はバイタルサイン測定を通して、患者さんの状態に変化がないかを観察します。

もちろん、数値だけが重要ではありません。患者さんと話をする中で、表情が暗くないか、夜は眠れているか、入院によりストレス過多になっていないか、など全身状態のバランスが整っているかを確認します。

【2】医師の診察補助

先ほどの定義の、“診療の補助”に当たる内容です。文章そのままですね(笑)

医師に「手伝って」と言われた内容全てがここに集約されると思ってください。

採血、血液培養、点滴ラインの挿入、カテーテル挿入、膀胱留置カテーテル挿入、皮膚処置、骨髄穿刺、腰椎穿刺の介助などなど…。本当に多岐に渡ります。

最初は難しい介助が多いですが、人間慣れるので、何とかなります。

【3】患者さんの身の回りを整える

①環境整備

患者さんの部屋が整理されているかを確認します。例えば、ナースコールが患者さんの手の届く範囲にあるか、洋服や机の上などが整理されているかを見ます。

看護師の仕事の中で、環境整備はとても大切です。部屋が整理されていないと、菌の温床となってしまい、免疫力の低い患者さんなどは感染症に罹ってしまう可能性が高くなります。

そのため、看護師は患者さんの部屋が清潔になっているか(ゴミが散乱していないかなど)を確認しています。

②身の回りの介助

食事介助排泄介助清潔介助などがあたります。もちろん、全部自分で行える患者さんもいますが、高齢の方や認知症の方、具合の悪い方は身の回りのことを自分でできない場合があります。

看護師は、そのような方のお手伝いをしています。スプーンやお箸などが上手く使えない患者さんには、食事を口元まで運んであげたり、トイレまで歩いて行くことが難しい患者さんには、車椅子でトイレまでお連れします。

また、皆さんは1日1回などシャワーに入ると思いますが、自力でシャワーに入ることが難しい患者さんもいます。背中を流してあげたり、温かいタオルで体を拭いたりなど清潔が保たれるような関わりを行なっています。

③巡回

数時間に1回、看護師は患者さんの状態に変化がないか確認をします。これを巡回(またはラウンド)と言います。

日中だけではなく、夜間も巡回を行います。患者さんが自室で休めているかなどを確認します。

【4】与薬や点滴の実施

患者さんに適切に薬を飲ませること、そして点滴を実施することは看護師の仕事で重要なことです。特に内科では、内服や点滴で治療を行うことがほとんどです。

看護師は、患者さんが適切なタイミング(朝食後、昼食後、夕食後など)で処方された薬をきちんと飲んでいるかを確認します。薬は基本的には患者さん自身で管理をしてもらいますが、ご高齢の方など薬の管理が難しい人は、食事毎に薬を配り(=配薬といいます)、薬の飲み込みを確認します。

注射の実施では、患者さんに適切な薬剤が投与されているかが重要です。本人確認を行い、点滴の速度を確認した上で、投与します。点滴を行なっている最中は、患者さんの体調に異変がないか(アレルギー症状がないか)、点滴が血管外に漏れていないかを観察します。

【5】入院や退院業務

看護師は入院患者さんの対応、退院患者さんの対応を行なっています。

入院業務では、患者さんの入院目的、ADL(=日常生活を送る上でどのくらい介助が必要か)をまずは確認します。そして、病棟のオリエンテーションを行い、患者さんが入院生活で困ることがないよう環境を整備します。入院業務では書面で確認することが多く、1つ1つ書面を用い説明、そしてサインをいただくことが大切です。(入院業務は書類関係の仕事が多く、大変です)

退院業務では、患者さんの部屋に忘れ物がないか、次回の外来受診日を確認します。次回の外来までに足りるよう、薬を渡すことも大切な仕事内容です。そして、患者さんが入院中どのような経過をたどり退院まで至ったのか、サマリーを書きます。

入院業務、退院業務はマニュアル化されているので、一度覚えたらスラスラとこなすことができます。

この他、緊急入院(=患者さんが急に具合が悪くなり、予定ではない入院をすること)を受けることも看護師の立派な仕事です。(実は看護師が嫌がることでもあります…。でも病院は具合が悪い方が来るところなのでしょうがない部分もあります。)

【6】手術や検査出しの準備

患者さんが無事に手術や検査ができるように、書類などの準備を行うことも看護師の仕事内容にあたります。

患者さんが医師から手術や検査の説明をきちんと受けているか、そして、その内容に同意しているかを確認します。これらは口頭、書面両方で説明されるため、看護師は手術や検査の説明書、同意書があるかを確認します。

また、手術や検査の内容によっては事前に処置が必要なことがあります。例えば、点滴ラインの確保をすること、浣腸や膀胱留置カテーテルの挿入などです。

医師の指示に従い、患者さんが手術や検査を行うための準備を行います。

【7】侵襲を伴うケア(採血、末梢確保、膀胱留置カテーテル)

患者さんに侵襲(針を刺すなど痛みを伴うこと)を伴う行為を行うことがあります。

代表例として、採血点滴ラインの確保があたります。しかし、いきなり患者さんに行うわけではありません。採用された病院で研修を受け、同期や先輩看護師の腕を借りて練習を行い、実際患者さんに行うこととなります。

最初は緊張しますが、上手く採血や点滴ラインの確保ができると嬉しい気持ちになります。患者さんになるべく痛みを感じさせないよう、私も日々勉強しています!

【8】他職種とのカンファレンス

入院患者さんが、早期に退院できるよう退院後の生活支援について考えることも大切な仕事内容です。

本人、家族や親戚、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、社会福祉士、訪問看護師…などたくさんの医療従事者が集まり、患者さんが自宅で自分らしい生活を送ることができるよう、退院後の生活の問題点などを話し合います。

看護師は入院中の患者のADL退院後の問題となりそうなことを提起し、カンファレンスの記録を行います。看護師は患者と一番近くで関わっている職種のため、看護師の意見は非常に参考になります。

【9】ナースコール対応

一番最後に書きましたが、ナースコールは看護師の仕事の大部分を占めます。

ナースコールとは、患者さんが看護師を呼びたい時に押せるボタンのことです。

例えば、点滴ポンプのアラーム解除や、自分で動けない患者さんの要望、トイレの見守りなどに答えています。

ナースコールは患者と看護師を繋ぐ大切なツールです。患者さんが体調の変化を訴えていることもあるため、ナースコールが鳴ったらできるだけ早く患者さんの元へいってあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?看護師の仕事ってたくさんあるんだなとか、意外とそんなになかったかも、と様々感じる人がいるのではないでしょうか。

看護師は大変な仕事ではありますが、とてもやりがいのある仕事です。患者さんが元気になり、退院する姿を見た時は感慨深い気持ちになります。

自分にはこんな量の仕事ができるのかな?と不安にならなくても大丈夫です。焦らなくても、仕事はできるようになっていきます。

皆さんがこの記事を読み、少しでも看護師のことについて知っていただけたら嬉しいです!

読んでいただき、ありがとうございました☺︎

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